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HOME>Brava Desktop サポート>インストール・アンインストール>Brava Desktop バージョンアップガイド(ネットワークライセンス)

Brava Desktop 16.0 バージョンアップガイド
<シート固定ライセンス/同時使用ライセンス>

Brava Desktop 7.1~7.4のいずれかのバージョン(シート固定または同時使用いずれかのネットワークライセンス)の運用環境をBrava Desktop 16.0へバージョンアップする際の流れは、以下の通りです。

  1. Brava Desktop 16.0用のライセンスファイルを入手する
  2. Brava Desktop 16.0用のライセンス情報をライセンスマネージャにインポートする [サーバー作業]
  3. Brava Desktop 旧バージョン(7.1~7.4)をアンインストールする [クライアントPC作業]
  4. Brava Desktop 16.0をインストールする [クライアントPC作業]
  5. Brava Desktop 旧バージョンのライセンス情報をライセンスマネージャから削除する [サーバー作業]
本ページでは、バージョンアップに必要な詳しい作業手順をご説明します。
注意事項:
  • 上記2の作業後、上記4の作業を完了したクライアント端末からBrava Desktop 16.0を使用開始できます。
  • 上記作業は同一サーバー上でバージョンアップを行う場合の手順です。
    ライセンスマネージャのバージョンアップは必要ありません。クライアントPC上のBrava Desktopのみ入れ替える作業を行います。
    もしバージョンアップに合わせてライセンスマネージャのインストール先サーバーを変更する場合は、作業の流れが若干異なります。本ケースに該当する場合は、ライセンス発行のご依頼時にお知らせください。


Step 1: Brava Desktop 16.0 ライセンスファイルを取得する

Brava Desktop 16.0のライセンスファイルを入手するには、メールまたはヘルプセンターにてお申し込みください。
メールで連絡する場合、お客様情報(会社名、ご担当者様名、電話番号など)とあわせて下記の必要事項をご明記ください
ライセンスファイルをご用意できましたら、サポート窓口からメールにて送付いたします。

ライセンスマネージャのインストール先サーバーを変更せずバージョンアップする場合

宛先bdt-support@oceanbridge.jp
件名Brava Desktop 16.0 ネットワークライセンス アップデート依頼
本文発行対象ライセンスに関する以下の情報を記載してください。
・購入製品のPIN Number(例:IGC450001、IGC461234)
・発行希望バージョン(Brava Desktop 16.0 希望とご明記ください)

ライセンスマネージャのインストール先サーバーを変更してバージョンアップも実行する場合

宛先bdt-support@oceanbridge.jp
件名Brava Desktop 16.0 ネットワークライセンス 再発行依頼
本文発行対象ライセンスに関する以下の情報を記載してください。
・購入製品のPIN Number(例:IGC450001、IGC461234)
・新しいライセンスマネージャインストール先サーバーのコンピュータ名またはIPv4アドレス
・ライセンスマネージャインストール先のOS情報
・発行希望バージョン(Brava Desktop 16.0 希望とご明記ください)
ネットワークライセンス 再発行依頼フォーム(ヘルプセンター)

Step 2: Brava Desktop 16.0 ライセンス情報をライセンスマネージャにインポートする

ライセンスマネージャが稼働中の環境(サーバー)に対して、Brava Desktop 16.0 ライセンスファイルをインポートする手順を説明します。

事前準備

  • 管理者権限を持つユーザーアカウントを一つ用意します。
  • ファイアウォールを有効にしている場合は、TCP8400番ポートおよびTCP8208番ポートへの接続を許可する設定が登録されていることを確認します。
    ※TCP8400番ポートはクライアントPCとの通信、TCP8208番ポートはライセンスマネージャ管理画面への接続に必要です。

ライセンス情報のインポート処理

1購入したネットワークライセンスのライセンス情報をライセンスマネージャに登録します
管理画面メニューの [Tools]-[License Setup]を選択すると[License Setup]ウィンドウが表示されます。
本設定画面でライセンス情報の登録処理を行います。 登録手順には、下記の2通りの方法をご用意しています。通常は一つ目の方法を選択してください。

  • ライセンス情報を直接入力する
    ライセンスの文字列のみ提供されている場合には、管理画面メニューの[Add...]ボタンをクリックして[Add License]ウィンドウを開き、ライセンス文字列を直接入力します。複数のライセンスを登録する場合は、同じ処理を繰り返します。
  • ライセンスファイルをインポートする Step 1で入手済みのライセンスファイル(IGCKey.lic)を使用します。管理画面メニューの[Import From File...]ボタンをクリックして、取り込むライセンスファイルを指定します。

2ライセンス情報の登録結果を確認します

ライセンス情報の登録処理が成功すると、登録済みライセンスの一覧が管理画面上に表示されます。
各ライセンスが使用するポートに重複が検出された場合や、非ネットワークライセンスが登録されるなどの問題が発生した際には、画面上にその説明が表示されます。

3ライセンスマネージャ用サービスの「スタートアップの種類」を確認します
マシン起動時にライセンスマネージャ用サービスを開始するタイミングを設定します

  1. 「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」をクリックし、管理コンソールを表示する
  2. サービス名「IGC License Manager」のプロパティを表示し、「全般」タブを表示する
  3. 「スタートアップの種類」の選択肢を確認する。「自動」が選択されている場合は「自動(遅延開始)」に変更する
    IGC License Managerサービス
  4. OKボタンをクリックしてプロパティを閉じる

Step 3: Brava Desktop 旧バージョンをアンインストールする

クライアントPCからBrava Desktop 旧バージョンをアンインストールします。本作業は、入れ替えを行う台数分必要となります。

Brava Desktop 旧バージョンをEXE形式のインストールプログラムからインストールしていた場合

サポートページ「Brava Desktop アンインストール手順」を参考にして、アンインストールします。

Brava Desktop 旧バージョンをMSI形式のインストールプログラムからインストールしていた場合

MSIファイルからインストールしていた場合、以下のいずれかの作業によりプログラムをアンインストールします。
  • コントロールパネルからアンインストールする場合
    1. コントロールパネルの「プログラムと機能」(アプリケーションの追加と削除)画面を表示する
    2. 「Brava! Desktop 7.x(Brava! Desktop)」を選択し、アンインストールを実行する
  • コマンドライン(バッチファイル)などからサイレントアンインストールする場合
    Windowsのコマンドライン「msiexec」を使用してアンインストール操作を実行できます。アンインストール時のコマンド実行例を示します。
    (コマンドや実行オプションに関する技術サポートは行っておりません。予めご了承ください。)
     msiexec /qn /x "インストールしたバージョンのMSIファイルパス(*)"
    アンインストール対象バージョンのMSIファイル保存場所を指定してください。

Step 4: Brava Desktop 16.0をインストールする

本手順では、クライアントPCに対するBrava Desktop 16.0の導入方法をご説明します。本作業はインストール台数分必要となります。
  • ローカルの管理者権限を持つユーザーアカウントを一つ用意します。
  • Windowsの「UAC」(ユーザーアカウント制御)は無効にします。詳しい設定手順は、Microsoft社のサポートページなどをご参照ください。
  • ファイアウォールを有効にしている場合は、TCP8400番ポートへの接続を許可する設定を登録してください。
  • セキュリティソフトが稼働している場合は一時的に無効化します。

Brava Desktop 16.0のインストール

1Brava Desktop 16.0 のインストールプログラムをダウンロードします。
下記リンクから「Brava Desktop 16.0」(ver.16.0.2.6)のインストールプログラムをダウンロードします。
Brava Desktop 16.0 インストールプログラム(ダウンロードページに遷移します)

2Brava Desktop をインストールします。
EXEファイルからの詳細インストール手順は、「Brava Desktop インストール手順」をご参照ください。
手順5の[セットアップタイプ]ダイアログでは、「取得済みのライセンスファイルを使用する」をチェックして、[次へ]を選択し、上記のStep 1で取得した「IGCKey.lic」ファイルを指定してインストールを行ってください。

参考情報:インストール台数が多い場合
複数台のPCにBrava Desktopをインストールする場合について補足説明します。

多様なインストール状況に対応できるように、EXE形式のインストールプログラムとは別にMSI形式のインストールプログラム(以下、MSIファイル)もご用意しています。
Brava Desktop 16.0用のMSIファイルは、下記リンクからダウンロードできます。
Brava Desktop 16.0 インストールプログラム(ダウンロードページに遷移します)

「BravaDesktop_16_JP.msi」を使用する場合の注意点をご説明します。

  • Brava Desktopの動作環境として以下の再頒布パッケージも必要です。
    MSIファイル実行前に、各パッケージをクライアントPCに対してインストールしてください。
    ※「Visual Studio 2013 Visual C++ 再頒布可能パッケージ」については「vcredist_x86.exe」(6.2MB)をダウンロードし、使用してください。
    Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (10.0.30319)
    Visual Studio 2013 Visual C++ 再頒布可能パッケージ (12.0.30501)
  • Windows 7やWindows 8.1、Windows Vistaの場合、Windowsのセキュリティ機能「UAC(ユーザーアカウント制御)」が有効だとインストール処理を失敗することがあります。
    インストールエラーが起きる場合やインストール後に起動失敗する場合は、UACを一時的に無効にしてからインストール処理をあらためてお試しください。
  • 本MSIファイルは、「msiexec」コマンドに対応してます。
    コマンド(バッチファイル等)からBrava Desktop 16.0をインストールできます。
    コマンドからインストールする場合、Brava Desktopインストール先PCがアクセスできるフォルダに取得した「IGCKey.lic」を保存してください。
    また、その「IGCKey.lic」の保存フォルダを「LICENSEDIR」オプションで指定する必要があります。
    以下は、サイレントインストールする際のコマンド記述例です。「LICENSEDIR」オプションの値として「IGCKey.lic」を保存したフォルダのパスを記述しています
    msiexec /qn /i "C:\BravaDesktop_160_JP.msi" LICENSEDIR="ライセンスファイルの保存フォルダ"
    (例1) msiexec /qn /i "C:\BravaDesktop_160_JP.msi" LICENSEDIR="C:\TEMP"
    (例2) msiexec /qn /i "C:\BravaDesktop_160_JP.msi" LICENSEDIR="\\FileServer\SHARE\TEMP"
    ※各種コマンドや自動配布方法に関する技術サポートは行っておりません。予めご了承ください。

Step 5: 旧バージョンのライセンス情報をライセンスマネージャからデリートする

全クライアントPCのBrava Desktopをバージョンアップ完了次第、ライセンスマネージャから不要なライセンス情報を削除します。

  1. 以下のいずれかの操作によりライセンスマネージャを起動する
  2. ライセンスマネージャの [Tools]-[License Setup]を選択して、[License Setup]ウィンドウを開き、旧バージョンのライセンス情報を確認する
  3. 旧バージョンのライセンス情報「Brava! Desktop ActiveX 7.X (x User License)」を右クリックし、[Delete]をクリックする
  4. 英語の確認メッセージが表示されるので「はい」をクリックする
  5. ライセンスマネージャを終了する

トラブルシューティング:ライセンスマネージャ管理画面を使用できない場合

ライセンスマネージャ管理画面に接続できない場合やサービスの動作が安定しない場合は、ライセンスマネージャのサービス「IGC License Manager」の初期設定(ログオンアカウント)を変更してください。

  1. 「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」をクリックし、管理コンソールを表示する
  2. サービス名「IGC License Manager」のプロパティを表示し、「ログオン」タブをクリックする
  3. 「ログオン」欄の選択肢を「ローカルシステムアカウント」から「アカウント」に変更し、ライセンスマネージャインストール時のユーザーアカウント情報を入力する ※ログオンユーザー名は「ユーザー名@ドメイン名」の形式で入力する
    IGC License Managerサービス
  4. OKボタンをクリックしてプロパティを閉じて、本サービスの再起動を一回実行する