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よくあるお問い合わせ/FAQ

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Brava/Blazon Enterprise FAQ

3.システム構成 目次

Brava/Blazon Enterpriseをインストールするマシンに必要なスペックについて教えてください。

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Brava/Blazonの動作環境についてはこちらをご確認ください。

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マシンスペックがパフォーマンスに最も影響するのはどのコンポーネントですか。

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JobProcessorです。
JobProcessorは変換処理を行うためのコンポーネントで、そのパフォーマンスにはマシンのCPUスペックが大きく影響します。
CPUクロック数は1ファイルあたりの変換処理速度に影響し、CPUコア数は同時に変換処理するファイル数に影響します。

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Bravaサーバーのホストに必要なディスク容量の見積もり方法を教えてください。

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Brava Server はキャッシュデータの保存とマークアップデータの保存においてファイルシステムをストレージとして使用します。

容量は参照するビューア種別によって異なります。
ActiveXビューアの場合は原本ファイルの2倍程度、HTMLビューアの場合は原本ファイルの4倍程度を見積もっておく必要があります。
またこのほか、一時的に原本ファイルそのものをキャッシュフォルダ内に保持しますので、その点も考慮する必要があります。
ファイルシステムキャッシュの場合はキャッシュの最大サイズをあらかじめ指定しておくことができます。キャッシュデータはそのサイズ内に収まるようBrava Serverにて管理されるため、特にチューニングを行う必要はありません。

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JobProcessorのホストに必要なディスク容量の見積もり方法を教えてください。

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JobProcessorは原本ファイルや変換されたファイルのレンディションを保存しません。中間派生ファイルを保持する一時的なストレージスペースが必要となるだけです。
一時ファイルを正しく削除し、ディスクスペースの圧迫を避けるために、プロセスモニターが提供されています。この構成方法についての詳細は、製品のインストールガイドをご参照ください。


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Brava Enterpriseのコンポーネント間に発生する通信量の目安をおしえてください。

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Brava Enterpriseは異なるホスト上で実行される複数のサーバーサービスとクライアントから構成されるため、コンポーネント間のデータ転送によってはネットワークの帯域を圧迫することがあります。以下の点を考慮した上でシステムの構成を決定してください。

連携対象システムとBrava Server間の通信
Brava Server に対して変換対象の原本ファイルを転送する際、連携システムとBrava Serverとの間でバルク通信が発生します。
このファイル転送は、連携システムがファイルをBrava Server にプッシュする時、または、Brava Server が連携システムからファイルを取得する際に発生します。
この通信のデータ量は初回の変換リクエストを同時に実行することで計測することができます。

Brava ServerとJobProcessor間の通信
ファイルの変換時に、JobProcessorはキャッシュフォルダに保存された原本ファイルを読み出します。また、変換された派生ファイルも変換の完了時にディスプレイリストキャッシュに書き出されます。
JobProcessor上の各変換では、その原本ファイルのサイズのおおよそ2倍の量のデータがネットワークを流れることになります。
単一ページ変換を使用する場合は、上記とは別にさらに原本ファイルの対象ページ分のデータが読みだされるという点に注意してください。

Brava ServerとActiveXクライアント間の通信
クライアントサイド変換の場合、ファイルの閲覧を実行する各クライアントは 原本ファイル全体をネットワーク越しにブラウザにて受信し変換を実行します。この場合、要求される帯域はファイルのサイズに対し同時に閲覧するクライアントの数を乗じた値になります。
また、各クライアントは変換に必要なドライバーをダウンロードする必要がありますが、このダウンロードは初回閲覧時にのみ各クライアントに対して1度だけ発生します。
サーバーサイド変換を使用する場合、クライアントは変換されたXDLの派生ファイルをBrava Serverのディスプレイリストキャッシュからダウンロードします。この場合、転送されるファイルのデータ量は最大で変換された派生ファイルのサイズになります。
この変換済のコンテンツは使用する帯域を減らすために必要時にのみ配布されます。
例えば、クライアントが1ページを閲覧する場合、そのページの変換済コンテンツのみがダウンロードされます。クライアントが全文検索や、ファイルのエクスポートなどのより複雑な操作を行った場合には、 全ページ分のコンテンツがダウンロードされます。
サムネイルパネルが表示されている場合には、表示されているすべてのサムネイルイメージに対応するページの変換されたコンテンツのダウンロードが実行されるという点にご注意ください。

Brava ServerとHTMLクライアント間の通信
HTML クライアントは、Brava REST Serverの構成により、サーバー側でJobProcessorにより変換された高解像度のラスター画像ファイル(PNGやJPEGファイル)、もしくは、ベクターファイル(svg)をブラウザーにダウンロードします。このうちラスター画像のファイルに関しては、ベクターイメージファイル(Wordなど)よりもサイズが大きくなるため、ページの閲覧にはこれらのページの画像ファイル(と小さいサムネイルイメージ)を転送するために充分な帯域が必要になります。

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Brava Enterpriseコンポーネント間の通信に必要なファイアウォールの設定を教えてください。

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Brava ServerはTomcatのデフォルトのポートである8080番を使用するため、Brava Serverマシンの8080番のポートに対するインバウンドアクセスを許可する必要があります。
(Tomcat の待ち受けポートをデフォルトの8080番から変更されている場合には、変更後のポート番号に対するアクセスを解除する必要があります。)

16.0SR2以前のバージョンでは、ライセンスを管理するLicense Serverが10116番のポートを使用してサービスを実行するため、License ServerとBrava Serverマシンの双方で10116番ポートに対するインバウンドとアウトバウンドのアクセスを許可してください。
16.3以降のバージョンでは、ライセンスサーバーはWebアプリケーションとして稼働しているため10116番ポートは使用しません。

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Blazon Enterpriseコンポーネント間の通信に必要なファイアウォールの設定を教えてください。

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Queue Serverの8890番ポートに対するインバウンド/アウトバウンドアクセスを許可する必要があります。


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クライアントとBravaサーバー間の通信を暗号化することはできますか。

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BravaサーバーはTomcat上で動作するため、セキュアに通信するには Tomcatに対してサーバー証明書インストール等のSSL化対応を行ってください。
その上で、Brava Enterpriseインストール時の通信プロトコル設定時にHTTPSを選択し、SSL通信用のポート番号を指定してください。
(デフォルトはHTTP:8080になっていますので、適宜変更してください)

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Bravaサーバーを冗長化することはできますか。

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フェイルオーバーや負荷分散のために、Bravaサーバーを複数設置し稼働させることができます。
ただしその際はBravaサーバー毎にファイルキャッシュ保存先を用意する必要があります。1つのファイルキャッシュ保存先を複数のBravaサーバーで共有することはできません。


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ライセンスサーバーを冗長化することはできますか。

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可能です。
複数のホストにライセンスサーバーをインストールし、Bravaサーバーの設定ファイルにそれらのライセンスサーバーのホスト名(バージョン16.3以降ではURL)をカンマ区切りで定義します。
Bravaサーバーはそこに定義されたライセンスサーバーに順次アクセスを試行します。アクセスしたホストが通信不可であればリスト上の別のホストに接続します。
この構成はあくまで冗長化であり、負荷分散を目的としたものではありません。

ライセンスサーバーの冗長化を行う場合、2台目以降のライセンスサーバー用のライセンスが別途必要となりますが、これらは保守契約されたお客様には無償で提供しています。ライセンス発行についてはテクニカルサポート宛てにご依頼ください。


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JobProcessorを冗長化することはできますか。

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可能です。
Brava JobProcessorサービスは、Bravaサーバー(Queueサーバー)が管理する変換要求キューをBrava JobProcessorサーバーから定期的にポーリングする仕組みになっていますので、1台のBrava サーバー(Queueサーバー)に対して、複数の Brava JobProcessor サービスを構成することができます。
冗長化構成の場合、追加のJobProcessorライセンス(有償)が必要になりますので、ご注意ください。


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1台のBravaサーバー に対して追加可能なJobProcessorの数を教えてください。

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1台のBrava Server(Queueサーバー)に対して追加可能なJobProcessorの数に関する具体的な制限はありませんが、現実的なパフォーマンスを考慮すると5台以下に制限することを推奨します。


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セッション管理はどのコンポーネントで行われますか。

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Brava Serverのセッションマネージャによって行われます。
この機能はBrava Server設定ファイル(server.properties)にて任意にON/OFFすることができます。次のパラメータになります:

session.manager = on

ONにした場合は、最初のサーバーアクセス時に一意のセッションID(※)を取得します。

※セッションIDはクライアントマシンのIPアドレス、ログオンユーザー名、ドキュメントIDの情報を元に一意に生成されます。

この場合、Brava ユーザーによりドキュメントを閲覧する際に、必ず事前にBrava Serverから発行されたセッションIDの指定が必要になります。
例えば、第三者がHTMLファイル中のDocSourceやDocIDといったパラメータを改ざんして、権限のないドキュメントに不正なアクセスを試みた場合でも、セッションIDのチェックによりこれを防ぐことができます。

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異なるネットワークセグメントからBrava サーバーへアクセスする際の構成方法を教えてください。

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Bravaクライアントは、ファイル閲覧の実行時にBrava サーバーやBravaをホストする Web サーバーに対して、必要なモジュールのダウンロードやBravaサーバーに対するコールバックのWebAPIコマン ドの実行などのHTTP通信をバックグラウンドで行います。
この通信は、クライアントと各サーバーが同じネットワークセグメントに存在する場合には問題なく実行されますが、インターネット越しの別拠点からのアクセスのようにネットワークの別セグメント上のクライアントからアクセスする場合などには、BravaクライアントとBravaサーバー、もしくは、Webサー バーが正しくHTTP通信できるようにTCP/IP のネットワークを構成する必要があります。
必要な構成は大きく分けて以下の3項目になりますので、異なるネットワークセグメントからBravaサーバーへアクセスする場合はこれらが満たせる構成になっているかどうかを確認してください。

  1. Bravaサーバーの構成ファイル(server_precedence.properties)で指定するBravaサーバーのホスト名が、クライアント側のネットワークセグメント・Bravaサーバーのネットワークセグメントの2つのセグメントから正しく名前解決されるようDNSが構成されているか
  2. (ActiveXビューア使用の場合)外部ネットワークのクライアントから内部ネットワーク内のBravaクライアントモジュールをホストするWebサーバーのHTTPサービスにHTTPリクエストが届き、レスポンスが返されるようファイアウォールが構成されているか
  3. 外部ネットワークのクライアントから内部ネットワーク内のBravaServerサービスに HTTPリクエストが届き、レスポンスが返されるようファイアウォールが構成されているか

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