BRAVA

外部連携で使いみち広がる
高速・多機能ビューア

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東京地下鉄株式会社(東京メトロ)様

東京地下鉄(東京メトロ)様

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首都圏の鉄道ネットワークを中心に、幅広く事業を展開する東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では、全社的に利用する図面管理システムの図面のビューアとしてBrava for SharePoint(以下、Brava)を採用しています。同社 情報システム部 システム設計課 課長補佐 田守 利光氏(写真左より5番目)、同部同課 七條 加寿郎氏(写真左より4番目)に、導入の背景と利用状況などについて伺いました。

写真左より2番目:弊社代表取締役社長の高山、写真右:技術本部 取締役 本部長の持木、写真左端:営業部の高木

東京メトロについて

東京都区部を中心に9路線195.1kmの地下鉄を運営。首都圏の鉄道ネットワークの中核を担う東京地下鉄株式会社。1日あたりの利用者は平均622万人におよぶ。鉄道事業を中心とした事業展開を図ることで、首都東京の都市機能を支え、都市としての魅力と活力を引き出すとともに、優れた技術力と創造力により、安全・安心で快適なより良いサービスを提供している。

鉄道事業とのシナジー効果の発揮を基本とした関連事業にも積極的に取り組んでおり、駅構内店舗、商業施設の運営等を行う「流通事業」、オフィスビルの賃貸等を行う「不動産事業」、光ファイバーケーブルの賃貸等を行う「IT事業」などを展開している。資本金581億円、従業員数8,692人(2013年3月31日現在)。

「SharePoint+Brava」により、全社で利用する図面管理システムを構築

東京メトロでは、Bravaをどのように利用しますか。

田守氏
「図面管理システムの図面ビューアとして2,500ライセンスのBravaを導入しました」田守氏

当社では、2013年度よりMicrosoft SharePoint(以下、SharePoint)をベースに開発した図面管理システムの利用を開始する予定です。Bravaは、新図面管理システムのビューアとして導入しており、現在予定しているライセンス数は2,500になりますが、交代勤務なのでシステムの同時使用数はあまり多くはならない予定です。

図面管理システムはどのような業務に利用するのですか。

夜は建築系の工事が多く、昼は車両系の保守が多いのですが、業務としては図面の確認作業がメインとなります。たとえば、工事や保守の現場に出る前に図面を見て確認するといった作業です。

また、元の図面を変更してシステムに保管し、前の図面との変更箇所をBravaで確認するなど、設計段階の業務でも活用していきたいと考えています。

図面管理システムでは、どのような種類のデータを取り扱っているのでしょうか。

図面管理システムは全社的に使用するもので、当社で管理する車両をはじめ、駅やトンネルといった建造物、さらには電気関連など、メンテナンスや工事に必要なすべての図面データを取り扱います。

データの種類としては、AutoCADやTIFFのデータが多くの割合を占めますが、そのほかのCADデータやPDF、Microsoft Office、DocuWorksなどのデータなどもあります。

現在、保管している図面データ数を教えてください。

古い図面であっても捨てることはできませんので、データは日々増え続けています。車両関連だけでも40万点以上あり、全体では100万点以上になります。

まとめて表示した際の画面
選択した複数のファイルをまとめて表示

汎用性が高いシステムインフラを利用することで業務効率化とコスト削減を両立

新しく図面管理システムを構築した背景を教えてください。

これまで利用してきた図面管理システムは約7年前に導入したものです。そのため、老朽化という問題もありましたが、汎用的なシステムではなかったことから、図面データの登録やメンテナンスにかかる手間とコストが大きな負担となっていました。

また、図面と一般文書の両方を1つのシステムで管理していたため、どちらの利用者にとっても使い勝手の悪い部分がありました。図面データの管理に特化したシステムを新たに構築することで、目的の図面データの検索・閲覧の迅速化を図り、業務の効率化を促進すると同時に、運用コストを削減しようと考えました。

システムインフラに関して、SharePointを採用した理由を教えてください。

実のところ新図面管理システムの検討を開始した当初は、図面管理に特化した専用システムの導入を考えており、SharePointは候補に挙がっていませんでした。しかし、すでにほかの用途でSharePointを利用していたこともあり、汎用性が高いドキュメント管理プラットフォームでシステムを構築すれば、特定のメーカーや導入ベンダーにロックインされにくくなり、結果として当社の要望を反映しやすくなるのはもちろん、ハードウェア環境やサポートベンダーの選択肢も広がり、システムの変更やメンテナンスに関しても手間とコストを削減でき、柔軟な対応が可能になると考えました。

使い勝手とセキュリティへの対応がビューア選定の要件

では次に、図面管理システムのビューアとしてBravaを採用した経緯を教えてください。

七條氏
「SharePointで図面管理システムを構築するためには、セキュリティを管理できるビューアが必要でした」七條氏

SharePointで図面管理システムを構築する上で、唯一の課題はビューアの部分でした。SharePointは当然、Microsoft Office文書の表示は問題ないのですが、メインとなるAutoCADデータに標準では対応しておらず、TIFFなどのデータはWindowsに標準で搭載されているアプリケーションで閲覧できるものの、表示スピードが遅く、セキュリティに関しても不安がありました。

セキュリティに関する不安とは、具体的にどのようなことですか。

一般的なAutoCADデータのビューアやWindowsの標準アプリケーションでは、表示したデータをコピーしたり、印刷するなどして、容易に持ち出すことが可能です。いつ情報が漏えいしても不思議ではない環境で、システムを利用しなければなりません。

業務上、業者の出入りも多く、駅構内の図面はセキュリティに直結する重要な情報です。そのため、セキュリティの強化がSharePointでシステムを構築する上で絶対条件でした。

Bravaを採用した8つの評価ポイント

Bravaを採用した評価ポイントを教えてください。

セキュリティや対応ファイルフォーマットのほか検索機能や使い勝手など、主に次の8つのポイントを評価して導入を決めました。

1. セキュリティ

Bravaでは、表示データをPCに保存できないようにするだけでなく、印刷も禁止することができます。オリジナルの図面データにはアクセスさせずに済むので、情報漏えいやデータの改ざんを防止することができます。Bravaを導入することで、セキュリティを強化できると考えました。

2. 対応ファイルフォーマット

Bravaは、図面管理システムで保管するあらゆるデータ形式(AutoCAD、TIFF、DocuWorks、図脳CADなど)を表示可能です。これらのデータがシームレスに開けないと、システムとして使いものになりません。建築系ソフトも電気系ソフトも、全部開けるのがBravaでした。

3. 検索機能

大量の図面データを保管しているので、検索機能が充実していることもBravaを選定した重要なポイントです。以前は、ディレクトリやファイル名、担当者が付加した属性情報でデータを分類していたため、目的の図面を探し出すのに手間がかかり、担当者によって得手不得手がありました。

SharePointだけの場合、検索結果にはファイル名と一部のテキストしか一覧に表示されませんが、Bravaと組み合わせることで、検索結果にサムネイル画像をあわせて表示できます。さらにオリジナル図面のフォーマットを気にすることなく、ビューアでそのファイルの内容を表示することができるので、目的の図面を直感的に素早く探し出すことができます。

検索結果にサムネイル画像が表示されている画面
検索結果にサムネイル画像が表示されている画面

4. 比較機能

2つのファイルを比較し、異なる箇所を簡単に確認できる機能は現場から好評でした。 Bravaのデモンストレーション時、車両部、改良建設部、電気部などの現場の社員にも見てもらったところ、「変更箇所を確認できるのがすばらしい」という声が聞かれました。車両の運行を止めて一気に工事ができないことが多いため、細かくスケジュールを区切り、段階を踏んで工事を進めています。そのため、段階ごとに細かい変更箇所を比較できるのはありがたいです。CADソフトにも比較機能はありますが、TIFFなどの画像の図面は比較できません。BravaはTIFF画像の図面でも重ねて比較できます。デモンストレーションを見る前は、現場では懐疑的な意見もありましたが、Bravaを見た後は「これはいいよね」という話になりました。

変更箇所がハイライト表示されているサンプル画面
変更箇所がハイライト表示されているサンプル画面

5. 使い勝手・操作性

データの表示が高速で、拡大・縮小やスクロールがスムーズです。操作性が優れているので、だれでも“直感的”に使いこなせると考えました。

6. 動作環境

Bravaは、SharePointにネイティブで対応しているビューアでした。

7. 運用管理

ブラウザがあれば利用できるので、それぞれのフォーマットに対応したクライアントソフトのインストールやバージョンアップが不要です。

8. 導入実績

大手建設業や大手製造業、電力会社での導入実績が豊富なので安心して導入できます。

Brava以外に比較検討したビューア製品はありましたか。

コンサルタントなどにも依頼して調べてもらったりもしたのですが、Bravaのようにデータの種類やフォーマットを選ぶことなく、スピーディに図面データを表示できるビューアは見つからなかったので、ビューア単体で比較検討した製品はありません。

新図面管理システムの稼働による業務の効率化と運用コストの削減に期待

新図面管理システムの導入により、どのような効果を期待していますか。

現場では目的の図面を迅速に探し出し、内容や変更箇所の確認作業が大幅に効率化されるはずです。仮に1件1件の作業短縮時間は短くても、膨大な工事件数や365日の積み重ねで見れば、大きな効果が見込まれます。

システムの構築・運用に関して、SharePointというオープンなシステムを採用したことで、導入サポートベンダーを自由に選ぶことができました。サーバーやストレージといったハードウェアの購入費やシステム構築費といった初期導入コストを含めても、試算では現在のシステムを使い続けるよりも大幅なコスト削減が見込まれます。

また、以前は図面データをTIFFファイルに変換してからシステムに登録していました。Bravaはサーバー側で独自形式(CDL)に自動で変換してくれるので、変換作業の手間が不要になりました。

今後社内のPC約4,000台に関してWindows OSのバージョンアップを予定しています。その際、Bravaのバージョンアップなどは不要で、動作確認も最小限の手間で済むと見込まれますので、安心して作業に臨めるというのも我々システム管理者にとっては見逃せない効果です。

今後の拡張予定などあれば教えてください。

設計段階では部門をまたいで業務を行うことが多く、その際の図面に関する共同作業においてマークアップ機能が使えそうです。マークアップ機能を使って図面に修正指示やコメントを追加し、部門をまたいで共有することで、単なる図面の管理システムとしての利用を超えて、より業務に活用できると考えています。

一方セキュリティに関しては、現状の「閲覧のみで印刷・ダウンロード不可」というセキュリティだけではなく、いずれは「セキュリティをかけた別ファイル(CSF)で社外に持ち出して、Bravaデスクトップ版で閲覧」といった使い方もできればと考えています。

オーシャンブリッジへの期待や要望があればお聞かせください。

オーシャンブリッジにはBravaの導入にあたり、丁寧かつ迅速に対応していただきとても感謝しています。当社の場合、いくら優れた製品であっても、国内でサポートしてもらう窓口がなければ海外の製品を図面管理システムのような全社的なシステムで採用することはできませんので、そういう意味でもオーシャンブリッジには感謝しています。

Brava以外にも優れたユニークで優れた製品を提供していますが、今後もさまざまな製品を日本の市場へと提供してもらうことを期待しています。

東京地下鉄(東京メトロ)様

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


東京地下鉄株式会社(東京メトロ)のWebサイト
取材日時 2013年3月(記載の情報は取材時のものです。)
Brava for SharePointの導入支援は、Bravaパートナーの株式会社大塚商会が対応しました。

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